DataSnipperのTable Snip機能とDocument Matching機能を使用して、試算表と財務諸表の突合を行う方法を、サンプル資料を使いながらご紹介します。
ビデオチュートリアル
※YouTubeの自動日本語字幕をご利用いただけます。
サンプル資料
ビデオ内で用いられたすべてのサンプルデータと資料を含むExcelワークブックを、以下からダウンロードできます。
テンプレート
ビデオ内で用いられたExcelワークブックのテンプレート(サンプルデータなし)を以下からダウンロードし、お客さまそれぞれの手続用に使用またはカスタマイズできます。
必要なもの
- DataSnipperのバージョン4またはそれ以降のバージョン
- 表形式の試算表
- 財務諸表(年次報告書)
手順
- 試算表と財務諸表(年次報告書)をDataSnipperにインポートしましょう。
- Table Snip機能を使用して、試算表の最初に記載されている表を抽出しましょう。データ部分と1行目の見出し部分(ヘッダー)は別々に抽出します。次に、開かれている試算表の右上にある、紫色のボックス内の3つの点をクリックします。「Repeat table snip for other pages」を選択し、ワンクリックで残りのページにある表も抽出します。必要に応じて表の列や行を調整しましょう。
- 試算表から抽出した情報をまとめたピボットテーブルを作成します。その際に、後のステップで財務諸表と突合しやすいように、突合したい財務諸表の項目に合わせてピボットテーブルの列を調整します。
- Document Organizerに年次報告書のフォルダを作成しましょう。このフォルダは、後でDocument Matching機能を実行する際に使用します。
- DataSnipperリボン内のDocument Matchingをクリックして、「Start new Document Matching」を選択します。次に、作成した試算表のピボットテーブルの該当箇所を、サンプルデータとして選択します。
- 「Use document folders」をクリックし、突合したい資料として「年次報告書」フォルダを選択します。
- 情報を出力する列(Output Columns)を必要に応じて調整します。
- Advanced Document Matching機能を使用して、四捨五入の違いを考慮するために、しきい値を1に設定します。
- 「Match all rows」をクリックします。すると、選択した試算表と年次報告書の情報を、DataSnipperが自動で突合します。突合された情報は該当のセルに抽出されます。各セルには、情報の抽出元資料のページが紐づけられているため、セルをクリックするだけで結果を効率的にレビューできます。