この記事では、ライセンスキーのパラメータを使用して、コマンドライン経由でDataSnipperをインストールする方法を解説します。
多くの企業では、Intune、SCCM、またはその他のインストールツールを活用し、コマンドラインを用いたデプロイメントを行っています。この記事では、コマンドラインを使用して、組織内にDataSnipperをインストールする方法を解説します。
事前準備
- この記事では、すでにSetup.msiおよびlicense.txtを含むインストールパッケージまたはインストールリンクを取得済みであることを前提としています。まだ取得されていない場合は、こちらをご覧ください。
- msiexec.exeをWindowsマシンにインストールしてください。
以下の手順を順番に実行してください。順序を誤ると、DataSnipperからライセンスの欠落や期限切れに関するメッセージが表示されます。
推奨システム要件
以下は、DataSnipperの推奨システム要件です。DataSnipperは最低限のシステム仕様でも動作しますが、スムーズな使用のために以下の要件を満たすことを強く推奨します。
- Windows Operating system
- Microsoft Excel 2010以降
- 8GB RAM
- 2.5GHz Processor
- 200Mbの空きストレージ
- DataSnipperバージョン6以前では、ファイルパスの長さ制限は260文字、バージョン6.1以降では400文字までです。
ライセンスキー
ライセンスキーは、DataSnipperから提供されたインストールパッケージ内のLicense.txtファイルに記載されています。これは、お客様のライセンス情報を含む文字列で、DataSnipperが機能するために必要となります。ライセンスキーが誤っている、または不明の場合、機能が制限される可能性があります。
コマンドラインインストールのオプション
/i | 必須: msiexecにDataSnipperをインストールさせるコマンドです。 |
/x | 任意: /iの代わりにDataSnipperをアンインストールするコマンドです。 |
/f | 任意: /iの代わりにDataSnipperのインストールを修復するコマンドです。 |
/quiet |
任意: インストーラーをユーザーインターフェースなしで実行するコマンドです。プロンプト、メッセージ、ダイアログボックスは表示されず、ユーザーはインストールをキャンセルできません。 |
APPDIR= |
任意: インストールディレクトリを指定する際に使用可能です。インストールディレクトリにスペースが含まれる場合は、引用符("")で囲んでください。 例: APPDIR="C:/Program Files/" |
LICENSEKEY= | 必須: このコマンドの = 記号の後にライセンスキーを貼り付けてください。license.txt の全文を使用しない場合、無効となります。 |
コマンドラインを使用した DataSnipper のインストール
- license.txtを開き、記載されている文字列(ライセンスキー)を確認します。
- ライセンスキーの文字列をすべてコピーします。
- PowerShellまたはCMDを使用して、Setup.msiがあるフォルダに移動します。SCCMやIntuneでこのステップを自動化している場合、この手順は省略可能です。
- コマンド内の
=
記号の後にコピーしたライセンスキーを挿入します。具体例として、以下のように表示されます。 - 表示される手順に沿ってインストールを完了します。/quietを追加している場合は、インストールがサイレントモードで実行されます。
Excelを開く
Microsoft Excel を開くと、Microsoft Excel リボンに DataSnipper が表示されます。「Import Documents」をクリックし、資料をインポートできるかどうか確認してください。